赤ちゃんの薄毛がAGAと診断されることはある?

生まれてすぐの赤ちゃんの髪の毛は、個人差はありますがしっかり生えそろっているわけではなく、頭皮がうっすら見えるくらい薄毛なのが一般的です。
それは赤ちゃんの髪の毛が大人と違って、産毛のように柔らかく繊細な軟毛であることが関係しています。
ですので、生まれてすぐの赤ちゃんであれば、薄毛であっても気にしなくてもいいのですが、いつまで経っても髪の毛が薄かったり、伸びなかったりすると大人の薄毛の原因であるAGAではないかと心配になってしまうことでしょう。

では、実際に赤ちゃんの薄毛でAGAと診断されることがあるのかというと、通常はありえません。
これは親がたとえAGAだと診断されていたとしても関係ありません。
その理由は、AGAの診断において重要視される要素の一つである男性ホルモンの分泌が赤ちゃんの場合、少ないうえに安定していないからです。
どれだけ早くてもAGAは男性ホルモンの分泌量が増える思春期以降に発症することが多く、10代後半から薄毛になったら疑われる症状です。
ですので、赤ちゃんの時期に髪の毛が伸びない、薄毛だからといってAGAだと診断されることは通常、ありえないといえます。

もちろんAGAは男性ホルモン以外にも、日ごろの食事や睡眠、ストレスなど生活環境も総合的に踏まえて診断が下されるものですが、そうした面を考えても赤ちゃんの時期に発症することは考えにくいといえるでしょう。
こうした理由から、赤ちゃんの髪の毛が伸びないからといってAGAだと考えてしまうのは間違いだといえます。
赤ちゃんの成長には個人差がありますので、頭皮を痒がったり、湿疹があるというような症状がなければ成長するにしたがって、髪の毛は増えていくと考えられます。
ただし、先述したように頭皮になんらかの異常がある場合は、髪の毛が伸びなかったり、薄毛になってしまう原因となりますので、そのような時には早めに医師の診察を受けることが重要です。

赤ちゃんの髪が伸びない時の対処法

赤ちゃんの薄毛はごく普通のこととはいえ、他の子と比べてあまりにも髪の毛が伸びなかったり、薄いというような場合、なんらかの対処法がないかと考えるのは当然です。
この時、まず大切なことは薄毛になっている原因がないのかを把握することです。

例えば、頭皮に湿疹があるような場合、考えられるのは皮膚の病気です。
代表的な病名を挙げると乳児性脂漏性湿疹があります。
これは赤ちゃんの頃に発症することが多い皮膚症状で、頭皮が湿疹を起こしてしまい、一時的に抜け毛が起こってしまうのです。
この病名を知っていれば、頭皮に異常があった時にすぐに医師の診察を受けるという対処をとることができるはずです。

基本的には頭皮に異常がなければ、薄毛であっても問題はないとされていますので、それほど心配をすることはなく、自然に任せることが一番の対処法となります。
しかし、それでもなにかしらしてあげたいと考えるのが親心ですので、その場合は、頭皮を清潔に保つことを心掛けるとよいでしょう。
赤ちゃんは汗をたくさんかきますので、それが原因で先述したような乳児脂漏性湿疹が引き起こされることもあります。
できるだけ刺激の少ない赤ちゃん用の無添加石鹸などを使って頭皮を清潔にして、乾燥がみられる場合にはベビーローションなどで保湿をしてあげるようにするとよいでしょう。

また赤ちゃんだからといって睡眠時間などを気にせずに不規則な生活になっていると、抜け毛や薄毛の原因となりますので、もしも、仕事などでそうした生活になっているのであれば改善することも重要です。
このように対処していれば、成長するにつれてしっかりとした髪の毛が生えてくるはずです。
大切なことはあまり他の子と比べず、赤ちゃんを見守ってあげることなのです。